大学入試で情報の試験が始まるらしいですね。マジで不安しかないんですけど‥
2025年の共通テストから「情報Ⅰ」という科目が加わります。受験生にとっては勉強することが増えて大変ですよね‥
新入試科目「情報Ⅰ」とは?
学習指導要領の改訂により、2022年4月から高校の情報科目が変わりました。
旧課程 | 新課程 |
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【社会と情報】 web・メールの仕組み、デジタル化、安全対策 など | 【情報Ⅰ】 IT基礎、情報デザイン、プログラミング、データ活用 など |
【情報の科学】 データ表現、アルゴリズム、ネットワーク、データベース など | 【情報Ⅱ】 コンテンツ制作・発信、システム設計、人工知能 など |
旧課程は【社会と情報】と【情報の科学】のどちらかを選択履修でしたが、新課程では【情報Ⅰ】が必履修。上位科目の【情報Ⅱ】は選択科目です。
【情報Ⅰ】は次の4章構成です。
1章 情報社会の問題解決 | 情報とデータ、メディア、知的財産権、著作権、個人情報、サイバー犯罪 など |
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2章 コミュニケーションと情報デザイン | アナログとデジタル、2進数・10進数・16進数、文字コード、圧縮と展開、ユニバーサルデザイン など |
3章 コンピュータとプログラミング | 5大装置、論理演算、基本ソフトウェア、アルゴリズム、フローチャート、プログラミング、モデル化とシミュレーション など |
4章 情報通信ネットワークとデータの活用 | ネットワーク、インターネット、TCP/IP、ルーティング、情報セキュリティ、暗号化、デジタル署名、情報システム、データベース、回帰分析 など |
全員がプログラミングを学ぶというのが大きな変更点ですね。プログラミング言語はPython・表計算マクロ言語(ExcelVBA)・JavaScript・Scratchが扱っている教科書が多いです。
情報Ⅰについて詳しく知りたい人は、この動画で全範囲のキーワードをパーっと知ることができますよ。
大学入学共通テスト「情報Ⅰ」はどんな試験?
大学入学共通テスト「情報Ⅰ」科目の概要は次のとおりです。
- 2025年1月の共通テストから新設
- 試験時間は60分、100点満点
- ほぼすべての国立大学で受験必須
- 浪人生は旧課程科目で受験可能
- 新課程と旧課程の試験で得点調整あり
- 共通テスト独自のプログラミング表記が用いられる(公平を期すため)
情報Ⅰってどんな問題が出るんですか?過去問もないし全然分からないです‥
共通テストを作ってる大学入試センターが、「こういう問題を出しますよー」ということで『試作問題』を公表してます
情報Ⅰの試作問題を解いてみた
共通テストを作成している大学入試センターが、「情報Ⅰ」科目の施策問題を公表しました。僕が実際に解いた印象(傾向と対策)をまとめると‥
- 全範囲からまんべんなく出題される。3章と4章の配点がやや高い
➡1・2章の勉強にあまり時間をかけすぎない - 問題文に用語の解説や問題の背景に関する説明があるため、試験時間に対する文量がとても多い
➡基本技術や重要用語を理解していればある程度流し読みできる - 用語をただ知っているかではなく、理解できているかが問われる
➡用語の暗記ではなく「なぜ?」を意識した勉強が重要 - 教科書によって書かれてない内容が出題される
➡手持ちの教科書だけに頼らない勉強が求められる
「情報Ⅰ」は章立てや説明されている内容が教科書ごとに異なるため、問題集や模試で知らない内容が出てくる可能性があります。すべての教科書を網羅しているせかチャンの情報Ⅰ基礎講座を活用して、抜けもれなく学習していきましょう!