共通テスト「情報Ⅰ」おすすめの年間勉強計画

共通テストで新課程「情報Ⅰ」が新設される

2025年の大学入学共通テストから、新しく「情報Ⅰ」科目の試験がスタートします。

高校生

新しい科目を増やすなら、代わりに何か減らしてよ‥

菅原

その気持ち、よく分かります。国語や数学②でも問題数が増えるので、今まで以上に効率良く勉強していく必要がありますね。

せかチャンにも、たくさんの高校生や浪人生から「情報Ⅰどうしよう」という不安なコメントが届いています。そこで、情報Ⅰはこうやって勉強していけば大丈夫!という1年間の勉強スケジュールを紹介します。

情報Ⅰの共通テスト対策は4つのステップで考えよう

春から受験直前までを4つのステップに分けて、各ステップでやるべきことや意識しておきたいポイントをまとめます。受験直前のために今から意識しておいてほしいこともあるので、最後までチェックしておきましょう!

ステップ1:入試を知る[今]

先が見えないと、誰だって不安になってしまいますよね。入試がどのように変わるのかを知るだけでも、不安が少し軽くなりますよ。「情報Ⅰ」科目については、次の記事も参考にしてください。

執筆時点(2024年4月)で、共通テストまでの残り日数は9ヶ月しかありません。さらに、試験内容が増える‥。となると、今まで以上に限られた時間で全科目の合計点数を上げるように勉強していくことが重要です。そこで、あなたの志望大学で「情報Ⅰ」科目の配点がどれくらいなのかを調べておきましょう。オススメなのがこちらのサイトです。

ステップ2:全体を理解する[~夏]

7~8月頃までを目安に、情報Ⅰ全体の内容をザックリと理解しておきましょう。高校の授業で使った教科書やノートなどを見直すのも良いですが、1つ気をつけてほしいことがあります。それは、情報Ⅰの教科書は章立てや説明されている内容が教科書ごとに違うということ。

高校生

教科書ごとに内容が違うっていうことは、授業で習ってないことが模試や受験本番で出てくるってことですか?

菅原

その可能性はありますね。共通テストの試作問題で出題された「論理回路」や「待ち行列」は、解説がある教科書とない教科書があります。

試作問題の場合は、授業で習っていなくても解けるように問題文中に用語等の説明がありました。ただ、元々知っているかどうかで解くスピードは明らかに変わりますよね。

せかチャンの情報Ⅰ基礎講座では、すべての教科書の内容をカバーすることを意識して解説しています。学習内容に抜け漏れがないか不安な人は、基礎講座をひと通り見てください。Python編とExcelVBA編、それぞれ80本ほどの動画があります。1日1本ペースで見れば3ヶ月弱で終えられるでしょう。完全攻略シートや授業ノートも活用して、効率良く学習を進めていきましょう!

高校情報I講座 完全攻略シートと授業ノート

ステップ3:問題を解く[夏~冬]

ステップ2ではインプット(読んで分かる、聞いて理解できる)の勉強をしましたが、試験では自力で問題を解けるレベルが求められます。ステップ3では、問題を解くアウトプットの勉強に進みましょう!このレベルまでくると、勉強の成果がテストの点数につながり始めますよ。

ただ、執筆時点(2024年4月)では市販の教材が少ない状況です。これから夏に向けて新しい教材が何冊か発売される予定なので、ある程度出揃ったらオススメの参考書や問題集を紹介します。せかチャンでも情報Ⅰ演習講座を制作中です。お楽しみに!

ステップ4:実力を出し切る[受験直前]

共通テストは試験時間に対して問題量がとても多いです。試験時間をどのように使うかによって、得点が大きく変わりやすい試験だと考えてください。

そのため、過去問などを使って【それぞれの大問をどの順番で・どれくらいの時間で解くと得点を取りやすいか】を探っておきましょう。ただし、情報Ⅰは新試験のため過去問がありません。そのため、これから受けるマーク模試の問題は捨てないで取っておくことを強くオススメします。受験直前にマーク模試を時間を計って解きなおすことで、より実践的な対策をすることができます!

やるべきことが分かれば情報Ⅰの試験は怖くない

英語や数学は中学校からの積み上げで理解する内容が多いですが、情報Ⅰは必要な土台知識が少ない科目です。また、それほど複雑な計算が求められる問題も出題されません。そのため、今から勉強すれば結果につながりやすい科目といえます。この記事で紹介した4つのステップで勉強を進めて、ぜひ情報Ⅰを得意科目にしましょう!

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